釧路研修  (12月)

 環境科学コースの2年生は、12月16日〜19日(3泊4日)の日程で釧路研修に参加しました。
今年は、釧路の大自然と都市を比較する目的で最終日に横浜に立寄りました。

【研修目的】
 ラムサール条約登録の釧路湿原の自然に触れるとともに、人々の自然保護や野生生物との関わりを直接体験し、これからの自らの生き方を考える。


1日目

●釧路空港
福岡から約4時間で釧路空港に到着。

●野生生物保護センター
 はじめに、野生生物保護センターで自然保護官の露木歩美さんに世界的に貴重な絶滅危惧種の保護のあり方などについて詳しく教えていただきました。

2日目

●細岡展望台
釧路湿原に到着。まずは、細岡展望台から湿原全体の様子を観察しました。
湿原内の至る所に見られる「ヤチマナコ」の深さを測定中。
小さなため池にも関わらず予想外の深さに驚きました。(水深4〜5m)
昔は牛馬の死体が発見されることもあったそうです。
 湿原内を散策。ガイドの方に「ヤチボウズ」の説明を受けている様子です。

●伊藤サンクチュアリ
鶴居村ではタンチョウを観察しました。


産卵期を迎えたサケが川を遡上しています。彼らはその後、ヒグマやオジロワシ等の野生生物の餌になります。

3日目
 まず、摩周湖に行きました。「霧の摩周湖」と呼ばれますが、この日も霧のため残念ながら湖面を見ることができませんでした。
             ●和商市場
 北海道で捕れるイクラやウニ、カニなどを注文に合わせてご飯にのせてもらって作る海鮮丼をいただきました!!とても新鮮で本場の味を堪能!

●釧路市立博物館
 釧路の風土と産業の歴史や環境保全との関わり方について学びました。展示がとても充実しており多くのことを学ぶことができました。

4日目
 最終日。釧路の大自然を出発して横浜へ。「大自然と都市」という観点からみなとみらいを観光しました。
●みなとみらい(横浜)

 「人と自然」 この関係は言い方を替えると現代社会では「都市と自然」の関係に帰結するかもしれません。
 「開発と保全をいかに融合させ得るのか」を考えさせられる研修となりました。

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