出前講義  (1月)


   環境科学コースの1,2年生は出前講義を受講します。
 これは各界でご活躍の講師の先生を毎年本校にお招きして,環境をテーマに講義していただく行事です。
 今年は『環境と下水道』をテーマに管路管理総合研究所の柏昌幸氏にご講演していただきました。


講 師 WET(水に関する環境教育)エデュケーター 柏 昌幸 氏
 管路管理総合研究所
 財団法人下線環境管理財団
テーマ 『環境と下水道』

熱心にメモを取っています。 環境を守る為に何が必要か,「下水道」の観点から学びました。
3種類の水(国産と外国産のミネラル
ウォーター,高度浄水処理水)の利き水
を体験しました。
福岡市環境局の取材を受けました。
<生活廃水の汚染度を調べる実験>
 講義中,2種類の実験を体験しました。
最初は,パックテストを用いて,CODの数値からどれくらい
生活廃水が汚れているかを確認しました。
<なぜティッシュを下水に流したらいけないかを調べる実験>
 次の実験です。
 トイレットペーパーとティッシュをそれぞれビーカーに入れ水を入れて混ぜたところ,一見どちらも同じ紙なのに,トイレットペーパーは水に溶けてしまいました。一方,ティッシュはそのままです。
 トイレでティッシュを流すことはつまる原因となることを目で見て確認することができました。

 このように日常生活の身近なことについて新しい発見ができるのも出前講義ならではと言えます。
 今回の講義の中で,下水道の役割(@水質保全 A浸水対策 B生活環境の改善)について学ぶことができました。
 ふだんから上水道は節水を心掛けるなどの意識をしていますが,下水道についてはあまり意識することがありませんでした。
 しかし,下水道が整備されているお陰で,快適な生活や美しい街が保たれていることに気づくことができました。
質疑応答の場面では積極的に質問するなど,熱心に講義を聞いていました。